ゴール設定
最初のゴールは「skillを作れるようになる」ではなく、全員が自分の実業務でAIの成功体験を持ち、週次で使う習慣がつくこと。skill化は使う習慣の先(Phase 4)に置く。
利用頻度の目標
週3回以上
全メンバーが自業務でAIを利用
成功体験
1人1事例
実業務の時短事例(時間を実測)
対象メンバー
7名
Max利用中の2名を除く全員
「skillを自分で作れる」「AIの仕組みを理解する」という当初案のゴールは廃止ではなく、Phase 4 の到達点として温存する。使う習慣がないメンバーには「どの業務をskill化すべきか」自体が見えないため、順序を入れ替えた。
二層設計 — 全員が「作れる」必要はない
Layer 1 — 全員
使いこなす層
日常業務でAIを使う習慣を持ち、他人が作ったskill・Team Projectを使いこなす。「これはskill化できそう」と気づける状態がゴール。
達成基準: 週3回以上の利用+時短事例1つ
Layer 2 — 各チーム1名
チャンピオン(作る層)
チームの定型業務をskill化する担い手。Phase 4 で育成する。Junへの集中(属人化)を緩和する役割も兼ねる。
Trade-off: 選定と業務負荷の調整が必要。本人の意欲を最優先に選ぶ
達成基準: 実用skillを各1本自作・利用回数で評価
前提 — 契約と環境
契約プランは比較検討の結果、③ Team 8席+Max 2名で確定方針(2026-07-09 決定・決裁待ち)。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 契約構成 | Team 8席(一般メンバー7名+Jun管理席1)+ Max 2名(個人契約のまま継続) |
| 月額 | $600/月(年払 $560/月相当)。8名体制なら7席・$575/月(年払 $540/月相当)に読み替え |
| 管理者 | Jun=Primary Owner(管理コンソール・請求・席管理)。JunのMax 20xは個人契約のまま組織席と切替併用 |
| 利用面 | 非エンジニアのメンバー=claude.ai(Team Project)/ 技術寄りの作業=Claude Code |
| 基盤方針 | 「エージェントを鍛える」のではなく、ナレッジ正本(SSOT)+参照の仕組みを整備する。3層構成=①ナレッジ正本(hotice-pjリポジトリの knowledge/ に集約)②MCP接続(読取専用から)③利用面 |
ロードマップ全体像
5つのPhase(期間は決裁日を起点とした目安)
| Phase | 期間目安 | やること | ゴール(測れる形) |
|---|---|---|---|
| 0. 決裁・組織作成 | 今すぐ | Mukyokuさん/Kenさんの決裁 → Team契約・組織作成・席割当 | 契約完了・全員がログインできる |
| 1. 準備 | 2週間 | Junがスターターキット整備(Project雛形・ポリシー・業務リスト・棚卸しテンプレ) | キット4点が揃う |
| 2. パイロット | 2〜4週間 | 2〜3名(非エンジニア1名以上)に伴走。実業務1つをAIで時短し、教材化 | 各パイロットが時短事例1つ+所要時間の実測 |
| 3. 全社展開 | 1〜2ヶ月 | 研修(「使う」中心+情報3分類)+月1の事例共有会で横展開 | 全員が週3回以上利用・1人1事例 ゴールA |
| 4. skill化育成 | Phase 3 後 | 定型業務トップ10を棚卸し → Junが公開デモでskillを2〜3本作成 → チャンピオンが自作 | チャンピオン各1本自作・利用回数で評価 |
各Phaseの詳細
Phase 0
決裁・組織作成
今すぐ着手- Mukyokuさん・Kenさんへ契約プラン(Team 8席+Max 2名・$600/月)の決裁を依頼する
- 決裁後、Team組織を作成し、Jun=Primary Ownerとして7名の席を割り当てる
- Max 2名は個人契約のまま継続(組織移行しない)
完了条件: 契約完了・メンバー全員が自分の席でログインできる
Phase 1
準備 — スターターキット整備
決裁後 2週間Junが以下の4点を用意する。メンバーが「何に使っていいか分からない」状態を最初から潰す。
- Team Project雛形: 部門・業務別のProject(指示文+参照資料)を先に作っておく
- 情報3分類ポリシー: 機密✕/社外秘△/一般○ の全社ルール。Jun個人ルールから全社ポリシーへ昇格させる(研修の核)
- 「AIに頼んでいい業務」リスト: 具体的な業務名で例示(議事録要約・文面ドラフト・データ整形など)
- 定型業務の棚卸しテンプレ: 各自が「毎週同じ手順でやっている作業」を書き出すフォーマット(Phase 4 の弾込め)
完了条件: キット4点が揃い、パイロットメンバーに渡せる状態
Phase 2
パイロット — 伴走で成功体験を作る
2〜4週間- 2〜3名を選定(非エンジニア1名以上を必ず含める。全社展開時の再現性を確認するため)
- 各自の実業務1つを選び、Junが伴走してAIで時短する。所要時間をビフォー/アフターで実測する
- うまくいった手順をそのまま教材化(スクリーンショット+手順書)し、Phase 3 の研修素材にする
完了条件: パイロット各自が時短事例1つ+実測データを持つ
Phase 3
全社展開 — ゴールAの達成判定
1〜2ヶ月- 研修は「作る」より「使う」中心。パイロットの実事例をそのまま見せる(30分×2回程度を想定)
- 研修に「skillとは何か・Projectとの違い」を30分入れる(当初ゴールの「AIの仕組み理解」をここで吸収)
- 情報3分類(機密✕/社外秘△/一般○)を研修の核に置く。安全に使える状態が利用拡大の前提
- 月1の事例共有会: 誰が何をAI化したかを展示し、横展開する。定型業務の棚卸し結果もここで集める
完了条件(=ゴールA): 全員が週3回以上利用・1人1事例。利用ログと共有会での申告で判定
Phase 4
skill化育成 — 当初ゴールへの到達
Phase 3 完了後- 共有会で集まった定型業務からトップ10を棚卸しし、skill化の優先順位を付ける
- Junが最初の2〜3本を公開デモで作って見せる(作る過程自体を教材にする)
- 各チームのチャンピオンが自分のチームの定型業務を1本skill化する。Junはレビュー役に回る
完了条件: チャンピオン各1本自作。評価は「作ったか」ではなく「使われているか」(利用回数)で行う
リスクと対策
| リスク | 影響 | 対策 |
|---|---|---|
| Jun属人化 Primary Owner・ナレッジ・skill作成の三重集中 |
大 | チャンピオン制で「作る層」を分散。副オーナーを早期に指名する |
| ツール学習の目的化 研修は受けたが業務が変わらない |
大 | 研修を「使う」中心・実事例ベースにする。ゴールを利用習慣(週3回・1人1事例)に固定 |
| 情報漏えい・誤入力 機密・PIIをAIに入れてしまう |
大 | 情報3分類を研修の核に置く。迷ったら入れない・上司確認を全社ルール化 |
| Teamプランの統制限界 SSO・監査ログ等のEnterprise級統制なし |
中 | 当面は運用ルール(3分類+共有会での可視化)でカバー。規模拡大時にEnterprise再検討 |
| Max⇔組織席の切替運用 Junの社外秘の扱いが二重になる |
中 | 社外秘をどちらの契約側で扱うかのルールをPhase 1 で明文化する |
| 脱落者の発生 「AIは難しい」という空気の伝播 |
中 | skill作成を全員に求めない二層設計。最初の成功体験を伴走で確実に作る |
参考: パイロットの人選は「意欲がある人」より「定型業務が多い人」を優先する。時短効果が数字で出やすく、Phase 3 の説得材料になる。
次アクション
最優先: Mukyokuさん・Kenさんへの決裁依頼(Team 8席+Max 2名・$600/月)。ここが通らないと全Phaseが止まる。
- 決裁依頼 — 本資料+プラン比較資料を添えてMukyokuさん・Kenさんに提出
- パイロット候補の目星 — 決裁待ちの間に、定型業務が多いメンバー2〜3名をリストアップ
- スターターキットの下書き着手 — 情報3分類ポリシーの全社版ドラフトは決裁前でも作れる